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講談社の絵本 「しあわせの王子」 [【絵本(本)】]

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今回は講談社の絵本「しあわせの王子」です。
これも大日向明先生の挿絵で、王子様とつばめがとっても可愛いです。

原作はオスカー・ワイルドで、子供向け短編集の一編だそうです。
基本あまり物事に感動しないnakonakoですが、何故かこの話は感動しちゃうんですよね。先だって紹介した人魚姫は読んでも全く悲しくなったりしないのですが。

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ある街に金箔で包まれて、両の目はサファイア、柄にルビーをあしらった剣を刺した王子様の像がたっていました。


秋も更けた頃、一匹のつばめが王子様の足元に一晩の宿をとりました。
「もうすぐ寒くなってしまうから、早く南の国へ行かないと」と思って寝ていると、何故か上から水が滴ってくるのです。
おや、雨かなと思って上を見上げると、何と王子様が泣いているではりませんか。

つばめが「王子様、どうなさったのです」と訪ねると、王子様は「この町には貧しくて不幸な人たちがたくさんいる。私はそれを見るのが悲しくて泣いているのです。つばめさん、お願いだから私の剣の柄のルビーをとって、乳飲み子を抱えた貧しい母親の所に届けてあげてください」と頼むのでした。

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貧しいお母さんの所にルビーを届けてあげるつばめさん。
裁縫道具がいかにも日本ぽいけどまぁよし。

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日に日に気候は寒くなり、つばめは「南の国へいかなくちゃ」と思うのですが、王子様が「どうかもう一晩、もう一晩」と頼むので、ずるずるこの町に留まっていました。

これは、貧しい作家に王子様の目のサファイアを届けるつばめさん。

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最初は「早く南の国へいかなくちゃ」と思っていたつばめですが、王子様が貧しい人々に両の目のサファイアまで与えて盲目になってしまったとき、王子様のもとに留まる決心をしたのでした。
そして、見てきた遠い砂漠のことや珍しい国の話を聞かせて、王子様を慰めるのでした。

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ついに冬がやってきて、つばめにも最後の時が訪れます。
つばめは王子様にお別れのキスをして静かに死出の旅に旅立ちました。
その時、つばめを見送った王子様の鉛の心臓も悲しみのあまり、破れてしまったのでした。

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翌日、金箔もサファイヤもルビーも失った王子様を見た町の人は、こんなみすぼらしい像はいらないと、王子様の像を溶鉱炉で溶かしてまうのですが、何故か王子様の心臓だけは溶けずに残ります。
そしてその夜、天からのお使いがやってきて、王子様の心臓とつばめを天にお召しになってのでした。

原作も短いですが味がある作品です。
でも、つばめが可哀相だから何度も読む気にはなれないんですよね。

【絵本(本)】・・・大日向先生の絵を見て、王子様の目のそれはサファイヤってよりエメラルドじゃないのかと突っ込みたくなりますが、そこは我慢です。


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講談社の絵本 「人魚姫」 [【絵本(本)】]

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このボロボロの本は大昔に親類を回りまわって我が家にたどり着いたものです。
何で我が家で止まったかというと、近くにいる親類では我が家が最年少だったからです。

この「講談社の絵本シリーズ ゴールド版」は昭和20年代~30年代に出版されたシリーズで、個人的には好きなシリーズです。出版の年代は今回初めて調べたのですが、結構古くてびっくりです。

今回紹介するのは「人魚姫」です。
何でこれかというと、挿絵を描いた大日向明先生の絵が可愛くて好きだからです。

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海の底で人魚姫のお誕生日の宴が開かれているシーン。
自分が心が汚れた大人になったせいか、今見ると、美姫を品定めする王様と遣り手にしか見えないんですけど。
ちなみに、一番右端が人魚姫です。

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嵐の日に王子様を助ける人魚姫。
このとき王子様に意識があればね~。

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声と交換に人間になる薬を手に入れます。
このとき何故か、王子様と結婚できなかったら、人魚姫は海の泡になってしまうという条件が付きます。

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子供用だけあってひらがなばっかりです。
困ったような人魚姫がとっても可愛いです。

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「王子様は人魚姫がお城の中で一番美しいと言いました」だって。王子様、罪作りですね。

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そんな人魚姫の気持ちも知らずに結婚しちゃう王子様。
まぁ、しょうがないですよね。人魚姫がお姫様だって知らないんですから。一国の王子様が素性の分からない娘を正妃にできないですもんね。

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最後に人魚姫のお姉さまたちが「これで王子様を殺せばあなたは人魚に戻れるのよ」と言って、短剣を持ってきます。これは、お姉さまたちが魔女に自分たちの髪を与えて、代わりにもらったものなのです。
なかなかすごい取引をするお姉さま方です。

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しかし、人魚姫は結局王子様を殺せず、魔女との取引通り海の泡になってしまうのでした。
これが日本だったらねー。皇子の妃は一人じゃなくてもいいから、なんとか妃の末席に加えてもらえれば姫も泡にならずに済んだのに。

大日向先生の絵はホント可愛くて、見てて飽きないんですが、あんまり画集とか出てないみたいです。
高畠華宵とのこの差は何なんでしょう。
まぁ、華宵みたいなパンチはないかもしれませんけど。

【絵本(本)】・・・大日向先生の絵は可愛いなぁ。


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